画像が表示されない、ブロックされたコンテンツがある理由と解決法 httpとhttpsの混在
GoogleのChromeが2019年年末から2020年の年始にかけてのアップデートでhttpとhttpsの混在コンテンツがあるページの動作の厳格化を発表されました。慌てる必要はないのですが、年が明けたら見れなくなってるとお困りの方ががいた場合のために書き記しておきます。
HTTPS、SSLでないとページが表示されなくなる?
このようなデマが流れたことがありますが、これは嘘です。ページ事態が表示されなくなるわけではないので、このような情報にはご注意ください。
Google検索の順位に関係ある?
当面ないです。
但し、コンテンツが表示されなかったり、Chromeから警告が出るようになれば、ユーザーも「この会社あやしい」「このサイト危ない」と感じてしまうので注意が必要です。
ブロックされるコンテンツは何?
画像、動画、オーディオ、iframe、JavaScriptです。
動画やオーディオ、iframeといったコンテンツはあまり見かけなくなりましたが、JavaScriptが表示されなくなると致命的なレイアウトの崩れや、予期しない動きなどが出てくる可能性がありますのでご注意ください。
どうしてコンテンツ(画像や動画、JS)が表示されなくなるの?
新しいChromeでは、httpで読み込まれているコンテンツを自動的にhttpsで読み込むようになります。
httpsで読み込んだ時に対応していない場合、表示できない、ブロックされるという現象おが置きます。
早めのSSL対応で防げます。
レンタルサーバーをお使いの場合、無料のLet’s EncryptなどのSSLが用意されています。
無料SSLが用意されているサーバー
クライアントのサーバーで無料SSLが使えるサーバー
- さくらサーバー
- エックスサーバー
- ロリポップ
- カゴヤ
- Zenlogic など
※一部、旧プランの場合、無料SSLがない場合がありますので、契約情報を確認してください。
無料SSLが用意されていないサーバー
- NTT Bizメール レンタルサーバー
※有料のプランがあります。認識している限りです。
SSL対応の今後の傾向と対策
以前は、フォームだけ、カートだけなど、個人情報が必要な部分のみの対応でしたが、SSLが標準の世界になりつつあります。マシンパワーが必要だった暗号化が今ではサーバーの演算能力の向上によって負荷とならないレベルになってきているからです。
サーバーの負荷にならないのであれば、よりセキュアな通信手段であるSSL(HTTPS)が望ましいと考えられています。
昨年からHTTPが混在しているサイトは「保護されていない通信」と表示されるようになり、2019年末から2020年初期に混在コンテンツが表示されなくなるため、今後さらにSSLへの移行が必須になってくることが予想されます。
SSL対策をしていないというサイトをお持ちの方は、そこまでコストがかからない場合がありますのでご相談ください。
httpからhttpsへの切り替えでコストがかかる場合
次のような場合コストが多くかかります。
- 有料のSSLしか用意がない。
- 記事に直接画像やJSなどのリンクを書き込みをしている。
- 上記と同様にページ内のリンクが絶対リンクで画像やJavaScriptの読み込みをしている。
- ホームページ制作業者がバラバラでそれぞれのコンテンツの仕様が異なる場合 など
調べるための時間が必要です。全てリニューアルして作り直した方が今後のためによい場合があります。
サイトは名刺代わりや24時間働く営業ではなく、ビジネスのブランドそのものになりつつあります。是非早めの対策を講じてはいかがでしょうか。
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