小規模事業者持続化補助金を使ってECサイトを作りませんか?
日本商工会議所には小規模事業者持続化補助金というものがあります。
この制度を使ってECサイトが作れるのをご存じでしょうか。
ECサイトのデザイン制作や広告出稿にかかる費用の3分の2(最大で100万円※特別枠の場合)が補助されます。
給付を受けられる小規模事業者の定義
給付を受けられる小規模事業者は以下のように定義されます。
- 商業・サービス業(宿泊・娯楽業除く):常時使用する従業員の数 5人以下
- サービス業のうち宿泊業・娯楽業:常時使用する従業員の数 20人以下
- 製造業その他:常時使用する従業員の数 20人以下
まずはこの定義に当てはまるかご確認ください。
<補助対象となる事業> ※一部抜粋
以下は広告費に当てはまるものだけを抜粋しています。
- 新たな販促用チラシの作成、送付 ・・・ 【②広報費】
- 新たな販促用PR(マスコミ媒体での広告、ウェブサイトでの広告) ・・・ 【②広報費】
- 新たな販促品の調達、配布 ・・・ 【②広報費】
- ネット販売システムの構築 ・・・ 【②広報費】
広告として、販促用のチラシの制作や配布、Google Adsなどリスティング広告、広告用の販促品(看板など)の調達にも使うことができます。ネット販売システムの構築という項目が明記されていますので、ECサイトを作ろうと思った場合、この補助の対象となります。既にショップを持っていても例えばスマホユーザー向けになっていないからリニューアルしたいとか楽天、Yahoo、Amazonに出店していないという場合も給付を受けられる可能性があります。
申請・給付のスケジュール
直近の申請スケジュールは次の通りです。
小規模持続化補助金第3回受付締切日
2020年10月2日(金)【最終日当日消印有効】
採択結果公表
2020年12月頃予定
補助事業の実施期間
交付決定通知受領後から2021年7月31日まで。
申請には提出書類がかなりありますので、準備期間が必要になります。お早めにご準備ください。
補助事業の実施期間に実施しないといけない縛りがあり、例えば10月2日に申請して、11月にECサイトを作った。ということになるとこの給付金では賄うことができなくなる点に注意が必要です。
交付決定通知受領は採択結果後になるので、2021年1月ごろからECサイトを制作するというスケジュールになります。
3月決算の事業者であれば、来年の取り組みとしてECサイト制作を考えている方などにも丁度よいのかなと考えます。
メリット・デメリット
給付を受けるメリット
- 制作費の一部が給付金で賄える
- 低コストで高クオリティのサイトが作れる
近年のECサイトはテンプレートも豊富で自分で作ることも可能です。それでも設定・商品登録・販促戦略・バナー制作などECの運用は多岐にわたります。
専門家に依頼するとコストがかかりますが、人ひとり1~2か月雇うようなコストで自社で1から作るよりクオリティの高いサイトが作れ、そのコストの一部が返ってくるならば使うメリットは大きいといえます。
補助金のデメリット
- 給付まで時間がかかる
- そのためECサイトを作ろうと思ってからスタートが遅くなる
- 書類を準備しなければならない
- 審査で落ちる可能性もある
- 費用は先払い
すぐやろうと思っても申請の準備が大変で、審査がありスタートまでの時間結構が掛かる最大のデメリットです。
私のクライアント様の中には、申請については顧問税理士の方に相談、ECサイト制作費の見積はこちらにという方がいらっしゃいます。
補助金の申請について
私自身も広告費として一部補助を受けられないかと思い、商工会議所に確認に行っています。まずは申請書類一式を準備すること。
書類は下記のようなものが必要です。書式は日本商工会議所の小規模事業者持続化補助金のホームページからダウンロードすることができます。
- 小規模事業者持続化補助金事業に係る申請書
- 経営計画書兼補助事業計画書
- 補助事業計画書
- 小規模事業者持続化補助金交付申請書
ECサイトの選び方について
ool WEB Designではモール型(楽天、Yahoo、Amazon)、カートシステム型(Shopify、Makeshop、BASE、Shopserveなど)などのECサイト制作やWordPressを使っていてカートはプラグインで対応したいなどもご相談いただけます。
また、「ちょっと売れるか試してみたい」などの相談も可能です。食品・ハンドメイド、クラフトなどの商品を楽天・Yahoo・Amazonに数点お試しで掲載することもできます。
まずはご相談ください。
カテゴリー : ECサイトの制作・運用 ホームページ制作