楽天のSEO対策 商品名編

楽天のSEO対策 商品名編

楽天のSEO対策は何をしていけばよいかという課題に対して、私の実体験を踏まえて解説していきたいと思います。

私はフリーランスですが、食品卸の会社のEC担当として、商品画像の制作、商品登録、メールでの問い合わせ対応、各モールの受注処理、伝票用データ作成、広告の運用などを行っています。報酬は売上に対してのパーセンテージで頂いているので、売上が上がると私も会社さんもうれしいというWin-Winの関係です。

モールは現在、楽天・Yahoo・Amazonの3つのモールを見ています。その中でも楽天の売上がかなり高い比重をほこるので楽天中心の対策というものがかなり大事になってきています。楽天では「絶対これをやる!」ということを何回かに分けて書いていきます。

楽天の商品名は何文字入るの?

楽天の商品名は全角で127文字入ります。この127文字に全力でキーワードを入れてまずは「検索で表示されること」を目標とします。「検索で表示されること」とはユーザーが探しているキーワードを入れるということです。

例えば商品名が「冬将軍1㎏」だったとして、その商品の知名度が高いのであればユーザーは「冬将軍」で検索してくれるでしょうが、あまり有名でないなら誰もそのキーワードで検索しないですよね?

冬将軍は実はカニで、ずわいがにのポーションだったとしたら、「カニ」というキーワードは必ず入れましょう。

キーワードの順番

Yahooは明言しているのですが、楽天のSEOでもキーワードに順番が関係あります。

商品名の前であればあるほど重要度が増します。

検索結果もPC版だと30文字程度、モバイル版だと38文字程度表示されます。ユーザーは目的をもって検索してきているので、目的のキーワードが前にある方が目につきやすくなります。

この点で言うと、「クーポン付」「○○円OFF」などは商品名の前の方にあっても良いと思います。ここ最近少なくなってきているのは、「送料無料」というキーワードです。検索結果を見ればすぐわかるキーワードは後ろの方でよいです。またサブやロングテールを狙うキーワードもまとめて後ろの方が主流となっています。

ユーザーとのエンゲージメントを高めるためにキーワードは出来るだけ前の方にしましょう。

キーワードの乱用はありか?

Yahooの場合は「なし」ですが、楽天の場合は「あり」です。

売れている店舗を見てください。商品名がめちゃくちゃ長くないですか?なんで長くなるのか?キーワードを127文字なかにもりもりに盛り込む、すると複合検索でヒットする可能性が高くなる。つまり「検索で表示される」ということに繋がります。

但し、例外もありますのでご注意ください。

「パソコン パソコン パソコン パソコン パソコン パソコン 」

「水着 水着 水着 水着 水着 …」

昔は楽天でこれで順位が上がっていた時期もあったようですが、現在は通用しません。

しかしながら次のように読み方の違いを入れることは「あり」なので実践してください。

「カニ 蟹 かに」や「サバ 鯖 さば」などです。

商品のキーワードの探し方

楽天の検索窓で例えば「かに」と入れた後にスペースを入れると「かに 訳あり」さらにスペースを入れると「かに 訳あり 送料無料」もう一つ入れると「かに 訳あり 送料無料 タラバ」などが出てきます。サジェストを見るとお客様の指向性が見えてきます。このサジェストをキーワードに入れましょう。

Yahooショッピングでは、キーワードを検索するとその下に関連する人気のキーワードが出てきますので参考になります。

でも面倒ですよね?

なので「goodkeyword」という無料で使えるツールを使いましょう。

GoogleのSEOにも使えるツールですが、Googleだけじゃなく、Bingや楽天のサジェストも検索できます。

例えば大好きな「かに」を検索すると…

上部のメニューで「楽天サジェスト」に切り替えて、右にある「表示されたキーワードをコピー」とするとどんなキーワードで検索されているかが分かります。

このキーワードを参考に商品名を組み立てていきます。

お客様がその商品を使うシーンを考える

アウトドアやギフトなどそうなのですが、お客様がその商品を使うシーンを考えましょう。goodkeywordでも出てこないキーワードで探してくるお客様もいます。

ギフト系の商材なら、「ギフト」だけじゃなく「お歳暮」などもありますし、「内祝」や「御祝」など「この商品を何に使うかな?」という想像力が大事です。

楽天の商品名SEOのまとめ

今回のまとめです。

  • 127文字で全力アピール
  • キーワードは前に入れる
  • 重複はだめだけど、読み方の違いはあり
  • 詰め込み過ぎはペナルティにならないので少ないよりは多くいれよう
  • 商品名にはサジェストを含めよう
  • 使うシーンも考えて組み込もう

勿論これだけで上位が取れるわけではありません。よく売れる商品だったり、レビューの評価が良かったりなど楽天は商品名のキーワードだけではなく加点があります。

しかし、やらないよりはずっと売上が伸びます。是非実践してください。

【余談】 楽天のEC担当が最近の楽天はアフィリエイトからの流入が多いと。主な流入先はどこかというとGoogleなんです。スマートフォンで検索すると楽天の広告が出てくることが多くないですか?また、Googleショッピングなどを見ると楽天へのリンクが張られているのが分かります。

カテゴリー : ECサイトの制作・運用

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